2015年 センター試験と茅ヶ崎方式英語
茅ヶ崎方式英語学習は時事英語に題材を求めています。
そのため大学入試を控えた生徒達には直接的な形で受験に向いた勉強法ではないという誤った印象を持たれていた方もいるようです。
事実は逆です。
2020年のオリンピック開催国として、また日々グローバル化するこの世の中で、わたし達に求められているのは、これまでの単に読んで、聞く英語、すなわち受け身の英語ではなく、自ら使いこなせる理解を伴った積極的な語学力です。
この能力を鍛え、高める為にいま実際に何がこの世界に起きているのか、それを話題にして学習を深めていくのが最善の勉強方法です。
実際、今年度の大学入試センター試験出題傾向を見ると従来通りの切手収集とか、塩の価値、また迷信等に材を取ったものもありますが、それ以上に今現在の世に起きて、生じている事柄に焦点を置いて出題しています。
つまり、SNSに係わるrisk、それに対する父兄、生徒、先生の反応はどうか、生徒の中でも学年による反応差、またWebsiteで見るキャンプ地の違い、更に帰国子女に関するメールのやり取り、一般市民のボランティア活動などなど、出題内容はちょうど茅ヶ崎方式英語が扱うトピックの様です。
そんなトピックを援用しつつ、同時にセンター入試に出される問題と全く同じ使役動詞の使い方を、茅ヶ崎方式ニュース英語でも扱っています。
2015年 センター入試 – 英語
第⒉問 (200点中44点)
– 2
Scott went to the police station because he –
1. caused his computer stolen
2. got stolen his computer
3. had his computer stolen
4. was stolen his computer
正解はもちろん⒊です。訳は、即ち、(彼は)コンピューターを盗まれた、です。
一方、
2015 茅ヶ崎英語 -春季三回目- Class 1 – CLT – 68(03)
People playing golf near the site pulled him (Harrison Ford) out of the plane and had him rushed to the hospital.
訳は、(人々は)彼を急送させた、即ち、急いで彼を病院へ運ばせた、です。
お気づきのように、この使役文、have + someone/something(人や物) + past participle(過去分詞)の形はセンター入試、茅ヶ崎、いずれも全く同じです。
特に茅ヶ崎方式初級C1は各回最新ニュース英語と同時に文法も学習していきますので、大学入試やTOEIC®の文法問題を解く力が付きます。
センター入試と茅ヶ崎英語 (その二)
前回に引き続いてセンター入試の出題問題に盛り込まれる実に現代的なトピックを取り上げてみましょう。テニスです。
今や錦織圭選手の活躍は皆の目を奪い、特に私達日本人ファンの胸を躍らせています。
茅ヶ崎では彼のトーナメントでの戦いを2014年の夏季に取り上げました。
Class 1 – CLT 67(13)です。
He (Kei Nishikori) has lost to world number one Novak Djokovic.
と残念ながらsemi-finalで敗れた話ですが、錦織選手は最後に、He has learned a lot in the tournament.と結ばれています。
センター入試ではもちろん個人の名前を出す事はしませんが、テニスそのものは話題になり、しかも内容的に全く同じで、やはり負けた、それでも良い教訓になったというのです。
2015センター入試
第⒊問(200点中41点)
– 2
Amy : How was the tennis tournament? Did you win the championship?
Miki : No. I lost the final match because I was exhausted and too nervous.
Amy : I’m sorry to hear that.
Miki : It’s Ok.
そして選択問題に入ります。- 以下の四つの内から最も適当なものを選んで会話の流れを作ります。
① I was very close to losing the final match.
② It turned out to be a good lesson for me.
③ It was the easiest game I’ve ever had.
④ I’ve totally given up playing tennis.
正解はもんろん②です。負けた、けれど良い教訓となった、と言うものです。
ここで注意したいのは正解に含まれる句動詞(phrasal verb) – turn out です。
解答の④でも give up という別の句動詞が使われています。
茅ヶ崎ではコースごとに語彙数が制限されるために言い回しに工夫が要り、それが逆によい事になって turn out のような句動詞がよく使われます。
turn outは学校や予備校でイコールproveで、意味は、ある結果になって出る、と教わりますが、生徒達は多くこれを暗記させられて、この場合のproveは自動詞として使われて、~を証明するという他動詞とは働きが違うという肝心な点を学習しません。
turn out も give upも、更には be interested in等も全て熟語だと思い込み、ひたすら暗記している生徒がいますinterestは、興味を覚えさせる、という他動詞なので、be interested in は~に興味を覚えさせられている、従い日本語では~に興味がある、という意味になる、そういう合理的な理解が茅ヶ崎で習得されるのです。
茅ヶ崎方式英語 講師:内藤